3: 名も無き被検体774号+ 2012/09/21(金) 20:15:08.57 ID:xC8MaHE20
ドカァァン!ドカァァン!
ドラ「なんだこれは…随分荒れてるな。。。」
「我々自衛軍には歯が立ちません!援軍を!」
ドカァァン
「ギャァァァ!」
ドラ「一体どうなってるんだ。」
「わかんねぇなぁ。でも元凶はアレらしいぜ。」
ドラ「キッド!」
ドラ「来てたんだね!」
キッド「ああ。まあ俺だけじゃねえけどな!」
ドラ「あ!みんな!」
目の前には残りのドラえもんズ
キッド「懐かしむのはそこまでにしとけ。俺らが集められたってことは、相当やべぇ事件が待ってるってことだ。」
ドラメット「こ、こわいでアルな。。」
ドラ「そういえばさっき元凶がどうとかって。」
キッド「ああ。空をみろ。」
空には何か浮いている
王ドラ「あれは!?」
リーニョ「生き物なの!?」
キッド「ああ。事前に調査団が調べたところあの生物はセルって名前らしい。」
キッド「詳しくはよくわかんねぇけどな!」
かまえる
キッド「お前ら。何の理由で集められたか分かんだろ?」
ドラ「あいつを倒せってことね。」
キッド「いくぞ。」
セル「クソクソクソクソクソー!」
ドカドカドカーン!
破壊を続けるセル
~数時間前
セル「ん?どこだここは。」
セル「思ってた所と随分違う風景だな。」
いかにも近未来な風景
セル「まあいい。さてと完全体のための17号・18ご…」
ハッ
セル「気を感じない。ヤツらの、17号・18号の気を感じない!」
焦る
セル「ま、まさか。。。」
タイムマシンへ戻る
セル「しまった。時代を間違えている…」
セル「うぉー!!!このぽんこつタイムマシンめ!これでは完全体になれないではないか!!」
セル「クソが!あんなミスさえ起きなければ私は今頃…」
ドカァァン
セル「完全体になっていたというのに!」
キッド「なんだか知らねーけど八つ当たりはいけねーよな?」
セル「なんだ貴様等。」
リーニョ「僕たちはドラえもんズでぇーす!」
セル「ふふ。私に向かってくる気か?」
マタドラ「随分と余裕だなあ。」
セル「貴様らのようなふざけた奴らはさっき散々とめちゃくちゃにしてやったが?」
キッド「あんな自衛軍ごときと一緒にすんな!俺らはエリートだぜ?」
気を溜めるセル
セル「能書きはそこまでにしておけ。」
ブオオオオ
セル「邪魔をするな。」
ドゥン!
マタドラ「ひらりマント!」
ヒュン
セル「!?」
マタドラ「そのような攻撃、私にかかれば仔牛と変わりない。」
セル「なめやがって。」
ドゴン!
セル「ぐは!」
王「相変わらず恐ろしいシュートですね。」
メット「1トンはありそうな鉄球を軽々と。」
セル「ハァハァまるで大砲だな。しかしその程度で勝ち誇るな!」
キッド「ああ。油断なんかしてないぜ?」
セル「ふふ。さっきの自衛軍(ザコ)共もそんなの使ってたな。そんなもの効かん!」
キッド「はっはっは!あいつらの空気砲ごときと一緒にすんな。」
空気を溜め込む
キッド「俺のは特別だ!ドカァァン!」
セル「な!?」
ドカァァン
セル「ぐはぁぁ!」
キッド「随分とボロボロじゃないか。」
セル「クソ!ハァ!」
バカでかい円形の気を作る
ドラ「で、でかい!」
王「さすがにアレを放たれては…」
セル「ハハハハ!死ねぇ!」
「グルルルルル…」
ニコフ「ガルルルル…」
キッド「あの攻撃を月と勘違いしてやがる!」
ニコフ「ガァァァァア!」
セルにとびかかる
セル「な、なんだ!?」
ガブ
セル「ぐぁ!はなせ!」
振りほどく
セル「なんだこいつは。」
キッド「侮ったな。やれ!ドラニコフ!」
ニコフ「スー。」タメッ
セル「なにする気だ。」
ニコフ「ブァー!」
業火を吹き出す
ドカァァン
セル「ぐぁ!」
セル「クソ。カーメーハーメー…」
ピクッ
セル「な。体が動かない…」
メット「なにする気か分からんが…。好きにはさせないデアール。」
杖のようなものを構えるドラメット3世
セル「あいつか!」
王「いきますよ!」
飛び上がる王ドラ
王「くらえ!」
セル「動けない!」
王「描・殺・正・拳!!!」
ドガァァァン
セル「ぶべら!!」
遠くへ吹き飛ぶセル
王「クリティカルヒットです。」
キッド「あんだけやっときゃ立ち上がれないだろうよ。」
ドラ「久し振りだといってもやっぱりみんなの息はピッタリだね!」
マタドラ「当然!」
ピピピピ
ドラ「あ!新しい指令だ。」
リーニョ「なんて?」
ドラ「この町の復興作業を手伝えってさ!」
キッド「めんどくせー!」
そして夜になった
セル「ハァハァ。」
ボロボロで倒れ込むセルの姿
セル「くそぉ。効いた。。。」
セル「完全体なら…こんな事には…」
グッ
セル「あいつら許さなねぇ。」
?「随分と派手にやられたのう。」
セル「だれだ!」
セルに触れる
?「なるほど。設計図どおりじゃな。見事なものだ。」
不適に笑う老人
セル「貴様何者だ。私のことを知っているのか?」
?「フフフ。とりあえずウチにきてもらおうか。そこで詳しく話そう。」
セル「見慣れぬ機械が多い。ただの家ではないようだが。」
?「ああ。ここはわしの研究所じゃ。」
セル「研究所?」
?「ああ。率直に言おう。」
セル「?」
?「お前さんに力を貸そう。」
?「何か問題でもあるのか?」
セル「問題は山積みだな。なぜ力を貸そうなど。」
?「もっともだな。まずわしの、いやわしの先祖からの目的はこの世界への制裁じゃ。可笑しいじゃろ。そこで…」
セル「そのために私に力を貸すかわりに協力しろと?」
?「ほっほっ。物分かりが早いのう。」
セル「…」
?「この世界を恨む。お互いの目標が一致している故にどちらにも損はない。違うか?」
セル「…」
?「わしの技術力があればお前さんを強化することくらい可能じゃ。」
セル「…。まずは…貴様は誰なんだ。話はそれからだ。」
?「ほほ。そうじゃったの。私の名前はグーレという。」
グーレ「そりゃあ今話題の人物じゃからのー。ほっほっほっ。」
かまえるセル
セル「消されたいのか。答えろ。」
グーレ「わかったわかった。短気じゃの。わしはこの通りお前さんの設計図をもっておる。」
大きな紙を出す
セル「…」
グーレ「さっき制裁は先祖からということを話したな?聞いたことはあるじゃろう。わしの先祖は…」
セル「…」
グーレ「ドクターゲロじゃ。」
グーレ「ああ。お前さんの生みの親じゃ。よってお前に力を与えられる。わかるか?」
セル「だいたいは分かるが私の望みは完全体だ。」
グーレ「わかっとる。」
セル「この世界では17・18号の気を感じない。いないんだろ?」
グーレ「ああ。いない。しかしこの進んだ文明だ。そんなもんいらん。」
セル「…」
グーレ「しかしわしらは落ちぶれた一族。お前を一から作る金などない。」
グーレ「そんなときニュースでお前を見た。わしは目を疑ったよ。」
セル「…」
グーレ「これは天のお告げじゃ。お前に賭けてみたい!」
セル「ククク。なるほどな。おもしろい。貴様の夢に乗っかろう。」
グーレ「ああ。そこにあるカプセルにはいれ。」
カプセルに入るセル
グーレ「まさかこんな時が来るとはな!」
スイッチを入れる
ガガガガガガガガ
~数分後
プシュー
カプセルから出てくるセル
セル「これは…」
グーレ「力の具合はどうじゃ?」
セル「ああ。最高だ。」
力に溢れるセル
セル「こんなにも力が。」
グーレ「酔いしれるのはそこまでにしてこっちへ来い。計画を言う。」
グーレの方へ行くセル
グーレ「まずは…ロボット工場の襲撃からじゃ。」
グーレ「ああ。お前さんをボロボロにした奴ら、あいつらを生産しとる工場じゃよ。」
セル「ほう。」
グーレ「あそこを破壊すればひとまず邪魔者は出なくなる。」
セル「なるほどな。」
グーレ「今すぐ行くぞ。幸いお前の破壊した街の復興で工場付近は手薄じゃ。」
グーレ「確かにの。行くぞ。」
【工場前】
セル「ここか。」
グーレ「ああ。ここを壊せばあいつらロボットだけじゃなくひみつ道具の生産も止まる。」
セル「完全に邪魔はなくなるわけだな。」
スー
上空に浮かぶセル
ドゥン
セル「なんという力だ。」
ドゥンドゥンドゥン
ドガァァァン
セル「これだけの力があればあのロボットも倒せる。」
笑うセル
ウゥーウゥー
緊急事態発生!
セル「うるさい。」
ドゥン
ドガァァァン
緊急事態を知らせるロボットも破壊
王「ふふ。がまんですよ。」
ピピピピ
ドラ「ん?また指令だ。」
キッド「まだ指令中だってのにまたかよ!」
ドラ「な!」
リーニョ「どうしたの?」
ドラ「ロボット工場が…破壊された!」
マタドラ「なんだって!?」
ドラ「僕もよくわかんないんだ!とにかく向かおう!」
タケコプターにて工場へ
【工場】
セル「フフフ。爽快だな。ここまでこっぱ微塵だと。」
グーレ「ここまでやるとわしまで気持ちよくなるわい。」
工場は無くなり炎が立ち込める
ドラ「そこまでだ!」
王「それよりあいつは?」
セル「やあ。みなさん。」
メット「だ、だれ?」
セル「さっきは世話になったな。こんなにも早く再会できるとは。」
マタドラ「まさか…!」
リーニョ「さっきの!?」
セル「ロボットには気自体ないのでね。赴いてくれるのをまっていた。」
セル「姿だけと思うな。」
ブオオオオ
セル「さらばだ。気円斬!」
ブン
キッド「さっきと違うぞ!?」
セル「真っ二つになれ。」
マタドラ「なんの!ひらりマント!」
マタドラ「ふぅ。危なかった。」
セル「油断していいのかな?」
ドラ「危ない!マタドーラ!」
マタドラ「え?」
ビュン
マタドラ「い”!」
皮一枚でよける
セル「よくよけたな。」
マタドラ「追跡か!」
マタドラ「くそ!早い!」
迫る気円斬
キッド「ドカァァァン!」
ドォン
マタドラ「た、助かった。」
キッド「空気砲MAXパワーでやっとか。。さっきと桁違いだ。」
セル「貴様ら全員でかかってこい。まだ先程のお礼をしていないからな。」
王「はいやー!」
とびかかる王ドラ
ガ!
王「うう!」
首(?)を掴まれる
セル「そんな短い足で…私に勝てるか!!」
投げる
ドガァァァン
王「うぐ!」
セル「くく。」
リーニョ「まずい王ドラが!!」
王ドラの近くに降りたつセル
王「グググ。。。」
セル「安心しろ。」
キッド「!?」
セル「まだ殺しはしない。」
マタドラ「何をする気だ!」
セルに向かうマタドーラ
マタドラ「やあ!」
ドン
セル「なんだそのパンチは。蚊が止まったかと思ったぞ。」
ドガァァァン
気巧弾を当てる
マタドラ「ぐぁぁぁ。」ドサッ
リーニョ「ドラメット三世!これを大きくして!」
メット「え?あ、ああ。」
リーニョ「早く!」
メット「わかった!大きくなれ!」
グオン
巨大鉄球ができあがる
リーニョ「MAXパワーシュート!」
ゴンッ
ガッ
セル「少々強かった。まさか両手を使うとはな。」
リーニョ「そ、そんな。」
メット「あのパワーシュートを止めるなんて…」
セル「私のパワーシュートを受けてみろ!」
ガン!
リーニョ「早…」
ドガァァァン
リーニョ「うぅ。」ドサッ
セル「さぁ…。」
ニコフ「ガルルルル」
セル「かかってこいよ。」
ドラ「あいつわざと円形の気を…」
セル「狼ロボット。」
ニコフ「ガァア!」
とびかかる
セル「うけてみろよ!」
巨大な気を放つ
ドガァァァン
ニコフ「ガガガガ」ドサッ
セル「もろいな。雑魚が。」
ズズズズ
セル「?」
セル「ほう。巨大化か。」
メット「動きよ止まれ!」
ヒュン
セル「私の速さに対応できていないようだが?」
かまえる
セル「気づいてないのか?貴様がデカくなっても的をデカくするだけだ。」
ドゥン
ドガァァァン
メット「ガァア!」ドサッ
セル「貴様が一番やっかいだな。」
ヒュン
セル「だが、完全体の私にはかなわない。」
すばやくキッドの前へ
キッド「くそっ!」
セル「さっきはよくもばかにしてくれたな。」
ブオオオオ
セル「散れ。」
ガッ
セル「!?」
ドラ「キッド!今だ!」
キッド「ドラえもん!?」
セル「離せ貴様!」
ドラ「離すもんか!」
ブンブン
ドラ「早くMAXパワーの空気砲を!」
キッド「あ、ああ!」
セル「離れろ!」
キッド「ドッカァァァァン!」
セル「クソォ!」
ドガァァァン
キッド「ハァハァ。」
ガク
キッド「やったか?クソォ。こんなに手こずるなんて。。」
セル「誰を倒したって?」
キッド「あ!ド、ドラえもん!!」
プスプス
セル「このゴミか?盾にさせてもらった。」
キッド「き、貴様ァァァァァァァァァ!」
キッド「なに!?」
セル「迎え撃ってやる。」
かまえる
キッド「バカにすんなアアアアアア!ドッカァァァァン!」
フルパワー砲が飛ぶ
セル「クク。カメハメ波ァァ!!!」
キッド「!?」
ドッカァァァァン!
セル「終わったか。他愛もない。」
グーレ「この短時間で片づけてしまうとは。恐ろしいものじゃの。」
セル「いや、まだ終わっていない。」
スルスル
グーレ「改造しといてよかったの。本来完全体のお前には退化して使えない尻尾じゃ。」
セル「ふ。」
尻尾を取り出すセル
先っちょが開く
セル「粉々にするのもいいが、破片があればまた復活するかもしれないからな。」
ウィィィィン
ゴクン
グーレ「吸収すればお前さんの力になる。リサイクルみたいなもんじゃ。」
一体ずつ吸収する
ゴクン
セル「最後はこの雑魚か。」
ウィィィィン
吸い込まれる
ドラ「の、のび太くん…」
ゴクン
ノビ「は!」
ノビ母「どうしたののびちゃん。茶碗落として。」
ノビ「あ。ごめんね!ちょっと悪寒がしてさ!」
ノビ父「大丈夫か?」
ノビ「うん!大丈夫だよ!」
ノビ母「それにしてもドラちゃん遅いわねぇ。」
ノビ「忙しいんだよきっと。おかわり!」
ノビ母「はいはーい。」
ドラえもんズを吸収し終わったセル
セル「ガァァ!」
グーレ「いかん。吸収したパワーが多すぎる!」
セル「ガァァァァァ!」
ドガァァァン
グーレ「くっ!」
爆風で倒れる
グーレ「た、耐えれなかったか…?」
グーレ「!?」
爆煙から影が見える
グーレ「生きておったか。」
セル「すばらしい。」
軽く気を放つ
ドッガァァァン
セル「先ほどよりもずっと力が満ち溢れている!」
グーレ「ふふふ。完全体を超えたかのう。究極体といったところかのう。」
グーレ「お前さんの限界はもともと完全体じゃからの。今が奇跡みたいなもんじゃ。」
セル「この力さえあれば。フフフ。」
拳を握る
セル「楽しめそうだ。」
グーレ「ふふふ。では次の計画じゃ。」
ガッ
グーレ「な、なにをする!」
グーレ「ぐっ!何じゃと!離せ!」
セル「とりあえず礼は言わせてもらう。ありがとう。」
グーレ「何をしてるのか分かっているのか!恩知らずめ!」
セル「困るんだよ。私の構造を把握しているものが存在していることが。」
かまえる
グーレ「やめろ!お前を裏切るような事はしない!誓う!」
セル「地球の者の言いそうなセリフだな。言っておく。私は誰も信用などしていない。さらばだ。」
グーレ「やめろぉ!!!」
ドッカァァァァァン
セル「くっ。たかがじじい一人にえらく力を使ってしまった。力のコントロールが課題だな。」
飛び立つセル
ノビ「はぁ。ドラえもんが未来に行って今日で一週間か。」
部屋でくつろいでるのび太
ノビ「あーあ。ドラえもんいなきゃつまんない。」
ガタガタガタ!
ノビ「なに!?あ!ドラえもんが帰ってきたのかな!?」
ガラッ
ドラミ「の、のび太さん!」
ノビ「ドラミちゃん!?」
ドラミ「みんなを呼んで!話はそれからするから!」
ノビ「え!みんなを!?うん。待ってて。」
~数分後
ジャイアン「のび太のくせになんのようだ!」
スネ夫「まったくだよ!」
シズカ「何かあったの?」
22世紀がほぼ壊滅した事セルの存在ドラえもんズの末路を話す
ノビ「そ、そんな!ドラえもんが!!」
ジャイアン「そのセルってやつがめちゃくちゃしてんだな!?ぶっ殺してやる!」
シズカ「でもものすごい強いやつなんでしょ??」
スネ「怖いなあ。」
ドラミ「みんなお願い!みんなの未来のために一緒に戦って!!」
ドラミが何かを取り出す
そこにはドラえもんズの親友テレカとボロボロになった四次元ポケットがあった
ドラミ「未来を…救って。。」
泣き出すドラミ
ノビ「…」
スネ《ロボットなのに泣いてる。》
ボロボロの四次元ポケットを眺める
ノビ「ドラえもん。」
グッ
ノビ「みんな。行こう。22世紀を、未来を救いに!」
ジャイ「よく言ったぜのび太!」
シズカ「ええ!行きましょう!」
スネ「う、うん!」
ドラミ「みんな。ありがとう!」
タイムマシンに乗り込む
ドラミ「セルは22世紀の世界を完全支配しつつあるの。」
ノビ「支配。。。」
ドラミ「もしセルがタイムマシンを手に入れたら。みんなの住む世界にも行きかねない!」
スネ「そんなこと絶対させない!」
ドラミ「そうならないためにも22世紀で絶対にくいとめないといけないの!!」
ノビ「ドラえもん。待ってて!今いくから!」
【22世紀】
ノビ「こ、これは…」
シズカ「ひどい。。まるで核戦争の跡みたい。」
ドラミ「ミニドラたちに偵察させてるから!」
ピピピ
ドラミ「通信きた!あっちにいるみたい!」
ノビ「いこう!」
ジャイ「おお!」
ドラミ「待って!」
ドラミ「丸腰で勝てるあいてなんかじゃないの!」
スネ「でもさっき工事は破壊されたって…」
ノビ「ドラえもんの四次元ポケットもボロボロでもう道具もほとんど残ってないし…」
ドラミ「大丈夫。緊急事態時のために地下にもがあるの!小規模だけど…」
スネ「よ、よかった。早くそこ行こ!」
ドラミ「下がって。」
地面に手をつく
ドラミ「лмвлмдшщццц。」
シズカ「え?何て言ったの?」
スネ「黙って見守ろう。。」
ズズズズズズ
地面に階段ができる
ドラミ「来て!」
ノビ「うん!」
博士「おお!ドラミちゃんか!」
そこには白髪の老人がいた
博士「本当に大変なことになったのう…」
ドラミ「うん。。でもね!この人達がね!一緒に戦ってくれるって!」
博士「ほ、本当か!?」
ノビ「はい!」
ドラミ「この人たちは今までたくさんの困難をくぐり抜けてきたの!きっとなんかしてくれるわ!」
ジャイ「まっかせろ!」
ノビ「はい!」
博士「役に立つかは分からんが。。」
ジャイ「よし!みんな行くぞ!」
博士「ちょっと待ってくれ!」
ノビ「?」
博士「これを着てゆけ。少しは役に立つだろう。」
ノビ「これは?」
博士「安全スーツじゃ。」
博士「ああ。打撃の衝撃を可能な限り吸収するような造りだ。」
ノビ「ジャイアン!殴ってみて!」
ジャイ「うら!」
ポス
ノビ「本当だ!全然効かない!これさえあれば。」
ジャイアンちょい落ち込む
博士「しかし相手はあのセルじゃ。どこまで耐えれるか。」
ジャイ「大丈夫だ!安心しろ!」
ドラミ「みんなならきっと倒せる!」
博士「しかしセルは今や最凶最悪の存在だ。くれぐれも無理はするな。」
ノビ「それは約束できません。」
博士「!」
ノビ「僕は今までダメな人生を送ってきました。その度にドラえもんに助けてもらったんです。助けてもらってばかりなんです!」
博士「…」
ノビ「ドラえもんを助ける番だと思うんです。」
ドラミ「…」
ノビ「命を懸けても!」
キリ!
スネ「のび太…」
シズカ「メガネ…」
ジャイ「よく言ったぞ!のび太!」
ノビ「行ってきます!」
飛び出す
博士「あの子たちならやってくれる。不思議な気分にさせてくれる。」
変わり果てた大地をながめる
セル「もう全滅したのか。それならば…」
方向を変える
セル「タイムマシンを探そうか。過去の世界全ての人間を抹殺しよう。」
!?
セル「気を感じる。まだ生きている人間がいたか。」
ノビ「あいつが…セル!」
セル「なんだ小僧。隠れていれば助かったものの。」
セル「威勢がいいな。しかしな…」
ヒュン
ジャイ「な!?」
瞬時にジャイアンの前へ
セル「気持ちだけではどうにもならないんだよ、クソガキ。」
ドガっ!
けりを入れる
ノビ「ジャイアン!!」
ドガァン
ノビ「くそぉ!よくもジャイアンを。」
かまえる
セル「そう怖い顔をするな。私は貴様等の恐怖におののく顔が見たいのだよ。」
シズカ「恐怖…」
セル「よって瞬殺などもったいないことはしない。じっくりいたぶらせてもらう。」
スネ「この…ドSめ!」
セル「!?」ピクッ
セル「気が…残っている。」
ジャイ「いってぇぇ!」
セル「ダメージがほぼ無いだと!!??」
ドラミ「安全スーツのお陰ね!」
ジャイ「それでもずいぶんいてぇぞ、ちくしょー!」
ノビ「何か道具は…。これだ!ジャイアン!」
何かを投げる
ノビ「それ食べて!」
ジャイ「ん?ただのハンバーガーじゃねえか。」パク
ジャイ「なんだ?力が溢れる」
セル「気が…急激にあがった?」
ノビ「あれは”力こぶバーガー”さ。」
シズカ「なあに?それ。」
ドラミ「これを食べれば急激に力が増すの!みんなも食べて!」
パクパクパク
セル「!?」
ぐっ
セル「なぜだ!なぜ急激に気があがった!」
ドラミ「どうやら博士が道具の性能を上げていたみたいね!」
ドシーンドシーン
ジャイ「はっはっー!戦いたくてうずうずするぜ!」
四股を踏むジャイアン
セル「あ?素人め。」
ドラミ「これも使って!」
パサ
ジャイ「これはボクシンググローブ??」
ドラミ「チャンピオングローブよ!それで戦闘の経験値も補えるわ!」
ジャイ「うりゃぁ!」
シュッシュシュシュシュ
セル「ほう。なかなか速いジャブを持っている。」
ジャイ「なんだか負ける気がしねぇよ!」
セル「ふん。」
ガガガガガガ
ジャイ「打ち返してきやがった!」
セル「当然だ。究極体だぞ私は。」
ガガガガガガ
ジャイ「ス、スピードが上がった!」
ノビ「まずい!ジャイアンが押され始めてる!」
ジャイ「へへ!俺だってまだ本気じゃねえぜ!」
ガガガガガガ
セル「ほう。嘘ではなさそうだな。」
スネ「なんだ?セルが爆発した?」
シズカ「黄色い炎を纏ってる…一体…」
セル「ハァ!」
ドガ 拳がめりこむ
ジャイ「!?」
ドッカァァァァァン 吹き飛ぶ
ジャイ「ぐはっ!」
セル「強すぎたな。まだ力を制御できないようだ。」
支援
ジャイアンのもとにかけよるみんな
セル「ぐはっ!」
ノビ「ん?」
ひざをつくセル
セル「フーフー。」
ノビ「セルの様子おかしくない?」
セル「くそ!まだ時間かかりそうだ。」
ドラミ「パワーバランスに乱れを感じる。一体・・・・」
ジャイ「ハァハァ!さ、さすがに効いたぜぇ。。」
ノビ「ジャイアン。休んでて?」
ジャイ「大丈夫だ!あんなやつ!」
ガク
スネ「ほら!たってるのがやっとじゃないか!」
シズカ「あとは私たちが!」
ジャイ「わりぃ。。。」
シズカ「な、なに!?この光!」
スネ「あ、あれは!」
セル「ハァハァ、じっくりいたぶりたかったのだが…」
バカでかい気を作る
セル「もお消えてもらう。」
ノビ「ま、まずいよあれは!」
セル「はあ!」
放つ
ガサゴソ
シズカ「このバットは?」
ドラミ「それは!黄金バット!でもあっちのパワーが強すぎる!逃げて!」
ノビ「しずかちゃん!にげてー!」
スネ「やばい!よけきれないよ!」
シズカ「きゃー!!」
ブンッ
かきーーーーーーん
遙か上空へ飛ぶ気
シズカ「腕が…しびれる。」
スネ「バットも真っ二つになっちゃった。あんなのよく打てたよ。」
セル「ぐぅぅぅ!」
ドラミ「なぜあんなに苦しがってるの?」
セル「ふざけたマネを!」
ノビ「ああ!」
セル「ぶち殺してやる。」
スネ「いそいで!」
せまるセル
ノビ「は、速い!」
ヒュン
突然消えるノビ・スネ
セル「ん?どこへ行った!」
後ろを向く
そこにはのび太をかかえるスネ夫の姿
スネ「僕にもなにがなんだか。。」
スネ夫の腰をみる
ノビ「このベルトは??」
ドラミ「あれは!アニマルパワーベルト!」
ノビ「動物の能力が使えるアレか!あ!ベルトの照準がチーターになってる。」
スネ「じゃあ今はチーターの能力が使えるのか
ヒュン
スネ「は、はやいー!」
ビュンビュン
ノビ「よ、酔ったぁぁ~。」
シズカ「あれチーターの速さ?もっと上をいってない?」
ドラミ「さっきも言ったように博士は道具をさらに強化させてるの!チーターなんかよりもずっとずっと速いわ!」
ビュン
セル「そんなスピード楽についていける!」
けりを入れる
スネ「うわ!やばい!」
ベルトのチャンネルを変える
ガキン!
ザザザー
セル「?」
セル「ずいぶんと頑丈な体だなあ。」
スネ「何の動物?」
ベルトを見る
スネ「亀か。甲による防御力が上がったってことか?」
セル「亀だと?どこまで耐えれるかな?」
足を振り上げる
スネ「こいよ!受け止めてやる!」
スネ「ぐ!?」
バキバキボッキギンギン
スネ「ぐはぁぁ!」
吹き飛ぶスネ夫
ノビ「スネ夫!」
シズカ「スネさん!」
ガァァン
スネ「ゲフ。」
セル「おやおや。もう亀は敗れたのか?軽く蹴ったつもりだったが。」
ひゅん
スネ「!」
セル「亀なら…」
ドガ!
セル「耐えれるだろ!」
スネ「ぐぐぐ。」
ドガ!
スネ「…」
蹴り続けるセル
突然動きが鈍る
セル「またか!」
ドラミ「?」
セル「顔面行くぞ。もう二度とその面見せるな。」
ビキ
セル「ぐふ!また反動が!」
バキュン
ドカン
セル「ぐああ!」
何かに撃たれる
セル「だれだ。」
ノビ「いい加減にしろよ。」
衝撃波ピストルをかまえるのび太
ノビ「許さない!僕がお前を倒す!」
セル「ハァハァ、ガキが。」
ドラミ「おかしいわ。いくら衝撃波ピストルを強化してあるといってもあんなに効くなんて。ましてやセルに!」
セルをじっと見る
ドラミ「さっきも攻撃する度に自分が疲れているようだし。」
!?
ドラミ「まさか!」
ノビ「!?」
ドラミ「今よ!セルにむけて撃って!」
ノビ「え?う、うん!」
ドドドドド!
ドカン!
セル「グゥ!」
ノビ「効いてる!?」
ドラミ「やっぱり。」
ノビ「え!?」
ドラミ「扱えないがために必要以上にパワーを出してしまうの!だから自分に負荷がかかって反動がきているの!」
ノビ「だから時々動きが鈍くなったり…?」
ドラミ「そう。その時急激にエネルギー量が落ちてる。」
ノビ「だからあんなに効いて…」
ドラミ「ええ!その時が倒せる唯一の機会よ!」
セル「余計な事を!」
ドラミ「ええ。差の大きいエネルギー変化なら確認できる。」
ノビ「よし。僕があいつにがむしゃらに向かうから、その瞬間が来たら教えて。」
ドラミ「ええ!でも…」
ノビ「大丈夫!ボロボロになっても絶対に倒れないから!」
セル「どうやら秘密を知ったようだな。」
ノビ「ドラえもんをボロボロにしたあいつをほっといて僕は倒れてなんかいられない!」
ノビ「くっ!」
すばやくのび太の前に立つ
セル「…」
ガン
ノビ「うっ!」
無言でのび太を蹴る
ドガァン
ブオオオオ 気を溜める
セル「…」
ドドドドド
気功弾を放つ
セル「…」
ドラミ「のび太さん!」
クルッ
シズカ「!?」
しずかの方を向き歩き出す
ドラミ「しずかちゃん!逃げて!」
シズカ「にげない!みんなが戦っているから!」
ピクッ
セル「…」
爆煙の方をみる
ノビ「倒れないぞ…!」
ノビ「倒れないぞ…」
道具袋の中からなにか取り出す
ドラミ「あ、あれは!」
セル「醜いやつだ。精一杯だな。」
ドラミ「ウルトラくすり!」
のび太になぐりかかるセル
ドラミ「それはダメ!体が強化される分反動がものすごいの!」
カリッ 口に入れるのび太
ドラミ「あなたの今の体じゃ耐えられない!」
セル「シネ。」
ガン! ドガァン!
セル「次はなにを使った。」
吹き飛んだ方を見る
セル「人間を殴った感覚ではなかった。」
ザッザッ
セル「!?」
ノビ「お前の攻撃なんか…効くか!」
ドラミ「のび太さんの今の体はダイヤモンドよりも固い。。」
ノビ「はあ!」
ドキュン!
セル「!?」
弾丸の速さでセルに近づく
ノビ「やあ!」
殴りかかる
ドゴ!
セル「く!」
吹き飛ぶ
ドガァン
ノビ「ふーふー!」
歩き出すセル
セル「やっかいな体になりやがっ…」
ドキュン!
セル「はや・・!?」
ドカン!
蹴りを入れる
セル「く!このやろう!」
勢いに押され出すセル
突然ぐらつくセル
セル「こんな時に!」
ドラミ「のび太さん今よ!思いっきり蹴って!」
ノビ「わかった!」
脚に力を込める
ノビ「ハァ!」
セル「しまったァァァァァァァァ!」
ドガァン!
セル「ぐはぁぁ!!!」
ドラミ「今よのび太さん!力がすごく弱まってる!!」
ノビ「うん!」
脚をあげる
ノビ「ハァァァァ!」
ドカン!
かかと落とし!
セル「ぐあぁぁぁぁ!」
地面にもひびが入る
ドラミ「この調子ならイケるかもしれない!」
セル「く、くそ!」
ドラミ「セルのエネルギーも低下し続けている!完全に効いてる!」
ノビ「もう少し!」
ビキ
ノビ「ぐっ!!」
ドラミ「!?」
苦しがるのび太
ドラミ「まさか、反動が!?」
ノビ「ぐぁぁぁぁぁ!!!」
立ち上がる
脚に力を込める
ドラミ「のび太さん!?やめて!ただでさえ反動があるのに!」
ノビ「はぁぁぁ!」
ドラミ「それ以上やったら本当に死んじゃう!」
ノビ「かまわない!!ドラえもんやこの世界をこんなにしたやつを残すくらいなら倒して死んだ方がましだ!」
立ち上がるセル
セル「所詮口だけだ。」
ノビ「うるさいうるさい!」
ビキ
ノビ「はぅ!」
セル「クク。」
ドラミ「まずい。セルの気がだんだん復活しつつある!」
無理やり気を高める
セル「究極体の私がここまでてこずるとわな。」
かまえる
セル「は!」
気を放つ
ドガァン
ノビ「ガァァ!」
ドォォォォン
セル「く!こちらの反動もでかいな。」
周りをみる
シズカ「…」
ボロボロのみんな
シズカ「な!なにか道具は!」
何かを取り出す
シズカ「これは…ナース帽??」
ドラミ「そ!それは!」
シズカ「これはなんの道具なのかな。」
ドラミ「ダメ!それは使っちゃ!」
シズカ「え?」
ドラミ「それは福音帽。。何でそんなものが。」
シズカ「福音帽??」
ドラミ「傷ついた人を回復させる道具なの。」
シズカ「じゃあこれを使えばみんなを…」
ドラミ「でも、、、他人を回復させるかわりに自分の力を消耗するの。。」
ドラミ「ええ。つまり自分の命よ。」
シズカ「…」
ドラミ「はやく取って!その道具は危険度が高いあまり製造禁止されてるの。。。まさかまだ存在してたなんて。博士め・・・」
ドラミ「それに…きっとその道具もレベルアップされてる!3人を回復させたらあなたの体力は絶対にもたない!!」
無言で歩き出すシズカ
ドラミ「しずかちゃん!」
シズカ「かまわないわ。」
シズカ「みんな命がけで戦ってるから。」
ドラミ「…」
シズカ「みんながいないとこの世界は救えない。22世紀を、未来を救えるなら…」
ドラミ「しずかちゃ…」
シズカ「私1人の命くらいなくしたってかまわない!」
ドラミ「!!」
セル「お嬢さん。残るは貴様だな。」
ドラミ「でも。」
シズカ「早く!」
覚悟を決める
ドラミ「分かったわ!その帽子を被ったまま回復させる相手に手をかざせばいい!」
シズカ「ありがとう。」
手をかざす
セル「何してるか知らないがやすやすとさせてもらえると思うな!」
セル「!?」
ドラミ「じゃまはさせない!」
空気砲で気功弾を打ち消すドラミ
セル「ロボットめ。貴様も後で破壊してやる。」
シズカ「う!」
力を送り続けるシズカ
シズカのほうを向く
ドラミ「まずい。しずかちゃん!」
気づかないシズカ
セル「くく。」
シズカに近づくセル
ドラミ「やめろー!」
セルにとびかかる
ドラミ「ドラミキーック!」
しかし捕まる
セル「短い足め。」
セル「邪魔なんだよ。」
投げる
ドラミ「きゃあ!」
ズササー
セル「さてと。ん?」
グッ アシヲツカム
ドラミ「ぜ・・・絶対に行かせない・・」
セル「こざかしい!!シネ!!」
ドサッ
セル「ん?」
そこには倒れるしずかの姿
セル「な!」
ドラミ「しずかちゃん。。」
セル「やつらの気が回復してるだと!?」
スネ「何だか痛みが無くなったみたい!」
ノビ「し!しずかちゃん!」
かけよる
シズカ「よ、よかった。みんな…元気になったのね。。」
ノビ「しずかちゃん!どうして!!」
シズカ「私ができることは…これくらいだから…」
目をつむる
ノビ「く!」
セル「なぜ気が上がった!」
ノビ「しずかちゃんをこんなにしたのも…全部おまえのせいだ!」
ノビ「あ!ドラミちゃんまで!セルー!」
ドラミ「落ち着いて!とりあえず一粒だけ仙豆が袋にあるはずよ!」
ノビ「仙豆?」
ガサゴソ
ドラミ「それをしずかちゃんに食べさせて!」
ノビ「あった!これか!」
食べさせる
ドラミ「ちが━━━━う!!!」
ドラミ「それじゃなーい!!」
ドクンドクンドクン
ノビ「え?し、しずかちゃん?」
小刻みにふるえ出す
セル「こ、これは。」
ドラミ「それは怒り玉よ。。。」
ノビ「怒り玉?」
ドラミ「自分に蓄積された痛み、疲れが全て怒りに変換されるの。一種の興奮状態になるの。。。」
セル「また気が上がっていくだと!?」
ノビ「し、しず…」
静かに立ち上がり歩き出す
スネ「え、な、なに?」
スネ夫の前に立つ
シズカ「硬くなれ。」
スネ「え?」
シズカ「いいからさっきみたいに亀になれやぁぁぁ!!!」
スネ「ひぃぃ!は、はい!」
チャンネルを亀にする
ドラミ「これは・・・無差別攻撃専用。今のしずかちゃんに人の区別はできないわ・・・」
シズカ「てめぇ。許すまじ!」
スネ「うわ!」
スネ夫の両足を持って振り回し出す
スネ「ぎゃぁぁぁ!」
シズカ「くらえ!」
セル「?」
シズカ「室伏投法!亀甲弾!!」
投げる
セル「はや…」
ドゴォォゥォ
セル「ぐぅぅぅ!」
セル「ガハァ!」
スネ「せ、せっかく回復した…のに。」
ガク
シズカ「これで終わったと思うなよ?」
ジャイアンの前に立つ
シズカ「丸まれやブタァァァァァ!」
ジャイ「はいぃぃぃ!」
シズカ「くらえ!アルメ・ド・レール!ブタシュート!!!!」
ジャイ「うわぁぁ!」
ドゴォォゥォ
セル「ぐわぁぁぁぁ!」
シズカ「!?」
ジャイ「!?」
間一髪でジャイアンを受け止めていたセル
セル「この荷物返してやるよ。」
ヒュ!
ジャイアンを投げる
シズカ「あっぶね!」
よける
ドカン
ジャイ「受け止めてくれよ。。チクショウ。」
ガク
スタスタスタ
ノビ「ひぃ!」
のび太の前にたつ
ノビ「勘弁して勘弁してぇー!」
シズカ「ちっ!」
向きを変える
シズカ「セルぅ!」
セル「ん?」
シズカ「そろそろケリつけよーか。」
ビュン
セル「!?」
セルの目の前に飛び上がるしずか
シズカ「どっちが生意気だよ!ハァ!」
ズカァン
セル「くっ!なかなか重い蹴りじゃないか。」
シズカ「アタタタタタタタタ!」
ガガガガガガガ!
乱打が続く
ガガガガガガガ
セル「フフフ。満足したか?」
ドガ!
しずかに蹴りを入れる
セル「!?」
受け止めるしずか
シズカ「満足?するかよ!」
セル「うぐ!」
渾身の蹴りをセルにぶつける
シズカ「差別してんじゃねー!!!アチョー!」
ガッ
シズカ「!?」
セル「少々オイタが過ぎたな。」
シズカ「足離せやコルゥゥゥラァ!」
気を溜めるセル
セル「ハァ!」
ドカァァン
シズカ「ぐへぁ!」
ノビ「しずかちゃん!!」
恐る恐る近づく
シズカ「くそお!まだまだ!」
セルの元へ飛び上がる
セル「フッフッフッ。」
捕まる
セル「一度集中力の切れた者など使い物にならん!!!!」
ドカァァン
シズカ「がはぁ!」
ノビ「しずかちゃん!!」
シズカ「来るな!!」
ノビ「!?」
シズカ「今は私の戦いなんだよ。私の…」
ボロボロになりながらも立ち上がる
シズカ「私もあんたらみたいに戦いたい。役に立ちたい。女だからって指くわえて見てるだけなんていやなんだよ!!」
ノビ「でも!」
シズカ「いいから黙ってろ!お前も消すぞ。」
ノビ「ひい!」
セルの元へ
シズカ「スー。」
深く息を吸う
シズカ「アタタタタタタタタタタタタタタタ!」
ガガガガガガガ
スッ
少し離れる
セル「カメハメ…」
シズカ「くそ!逃げるな!」
セル「波!」
ドカァァン
セル「あっという間だったな。」
シズカ「ガハァ。クソ!」
ノビ「しずかちゃん!!」
シズカ「すまない。。やっぱり役に立てねえや。」ガク
ノビ「そんなことない!」
立ち上がる
ノビ「ゆるせない。」
セル「山ほど聞いた。」
再び気を溜める
セル「カメハメー!」
ノビ「またあれか!」
セル「波ァァァ!」
ノビ「さっきよりもでかい!」
セル「地球諸共ふきとべ!」
ノビ「くそ!最後の道具だ!」
鏡を取り出す
ドラミ「それは痛み跳ね返りミラーよ!」
ノビ「これに懸ける!はぁ!」
ピカ!
セル「な!」
ドッカァァァン
ドラミ「それは攻撃した2倍の反動が自分に返ってくるの!きっと効いてるわ!」
爆煙が立ち込める
ビュン
煙から光線がとびだす
のび太の体を貫通する
ノビ「ぐはっ!」
倒れる
セル「ハァハァ!さすがに死ぬかと思ったぞ!くそが!」
ドラミ「のび太さん!」
ノビ「ハァハァ」
倒れたと同時にポケットから何か飛び出る
ノビ「し、親友テレカ…?」
ノビ「ごめんね。ドラえもん。僕頑張ったんだけど…」
涙が流れる
ノビ「やっぱり僕何もできないダメ人間だったみたい。」
ドラミ「のび太さん…」
ノビ「救いたかった!君を救いたかった!」
その時だった
ピカ!
黄金に輝き出す親友テレカ
ドラミ「まさか…」
それと同時に他のテレカも光り出す
ノビ「どうしたんだ一体!」
ドラミ「生きてる!まだお兄ちゃん達はあいつの中で生きてる!」
ノビ「え!?」
ドラミ「そのテレカは本人の生命エネルギーに反応するの!」
それぞれのテレカの光がセルに照射する
セル「な、なんだこれは!」
状況を理解できずに焦り出すセル
ドラミ「のび太さん。お兄ちゃん達は復活する。」
ノビ「え?」
光がセル全体を包む
セル「ぐわぁぁ!」
ドッカァァァン
爆発するセル
ノビ「セルが!!」
煙が立ち込める
ノビ「死んだのか…?」
ドラえもん「のび太くん!」
エイリアン思い出した・・w
爆煙から光が地面に向かって指す
ノビ「聞き間違い?今ドラえもんの声が…」
ドラ「聞き間違いなんかじゃないよ。」
光の中から見覚えのあるシルエットが
ノビ「あ…!」
ドラ「僕だよ!」
ノビ「ドラえもん!!!」
ノビ「うわぁーん!ドラえもーん!」
ドラ「のび太くん!ひどい傷じゃないか!」
キッド「おい!無理して動くんじゃねえよ!のび太!」
ノビ「キ…キッド!」
王「お助け感謝します。」
ノビ「王ドラ…そ…それにみんな。」
そこにはドラえもんズの姿
ノビ「無事だったんだね…」
弱々しく言うのび太
ノビ「よ…よかった。」
マタドラ「安心するのはまだ早いようだな。」
爆煙の方を向く
ノビ「まさか…」
爆煙が晴れる
セル「ハァハァ、ちくしょう!究極体が崩れてしまった!」
そこには完全体に戻ったセルの姿
ノビ「じゃあ、さっきよりも弱く?」
ドラミ「いえ、それどころかエネルギーがかなり安定している。不安定だったさっきとは大違い。」
ドラ「そうか。」
ドラミ「これで付け入る隙が無くなってしまった。あいつは今究極体よりもずっと強いわ。」
ノビ「そ、そんな!」
ズキ!
ノビ「ぐはぁ!」
キッド「ほらみろ!休んどけ!」
ドラミの方を向く
キッド「これでのび太達を回復させとけ。」
ドラミ「これは、治癒ライト。」
ドラ「みんな下がってて。」
ノビ「やっぱり…」
ドラ「のび太くん?」
ドラ「そんなことないさ。君は僕たちをあいつから助けてくれた。」
ノビ「…」
ドラ「こんなボロボロになっても一生懸命たちむかったじゃないか!」
ノビ「…グスン」
ドラ「もう君はりっぱな漢だよ。休んでて?バトンタッチだ。」
セル「おとなしく取り込まれてればいいものを!!」
マタドラ「次は油断なんかしねえ。」
リーニョ「もちろん☆」
ドラ「スペアポケットも付けた。みんな。行こうか。」
セル「くく。余裕じゃないか。」
キッド「当たり前じゃねぇか。」
セル「?」
キッド「おめーが相手するのは超高性能ロボット集団”ドラえもんズ”だぜ?」キリ!
キッド「ふっ!」
セル「高性能だと?さっき私に敗れただろう!」
ブオオオオ
セル「くたばれ!」
ドウン!
気を放つ
マタドラ「”強力”ひらりマント!」
ひゅん
マタドラ「本気できたらどうです?」
セル「貴様。フリーザに似た声をしおって!」
セル「ハ!」
ドン!
再び気を放つ
キッド「ドカン!」
打ち消す
キッド「くくく。」
セル「ほう。」
キッド「ドラミ!」
ドラミ「なに!?」
キッド「リボン丸めろ!」
リボンを丸める
キッド「俺たちの戦闘能力をなめるな!ドラニコフ!ドラミを見ろ!」
ニコフ「ガウ?」
リボンを丸めてまんまるになったドラミを見る
ドクンドクンドクン
ニコフ「ガルルルルル!」
セル「?」
キッド「あいつは月を見ることで凶暴になるんだよ!」
セル「サイヤ人の原理か。」
火炎放射がセルを襲う
セル「遅い。」
よける
セル「!?」
ガッ!
セル「気づかないとでも思ったか?」
セルが捕まえたのは蹴りかかってきた王ドラ
セル「貴様に格闘技など似合わない。」
捕まった足の先から風が起こる
王「”波動”」
ブォン!
セル「!?」
衝撃波がセルを突き抜ける
セル「油断した。そんな技があったとはな。」
ニコフ「ガルガルガル!」
火炎放射を吐きながら回転するドラニコフ
火の玉になったドラニコフを蹴る
セル「くっ!」
受け止める
セル「こざかしい!!」
投げる
ニコフ「ガウ。」
マフラーがセルにからまる
セル「!?」
ズドォン
ドラニコフとともに地面にぶつかる
ドカァァァン
気を爆発させて周りを吹き飛ばす
セル「貴様等ちょこまかとさわがしい!」
マタドラ「ビッグライト!」
自分の角に照射しデカくする
マタドラ「ドラメット!ドラリーニョ!たのむ!」
メット「ほいきた!」
マタドーラを蹴る
セル「またか。」
マタドラ「いまだ!」
メット「動きよ止まれ!!」
ピタッ
セル「無意味な!」
メット「一瞬だけなら!わがはいにも止められる!」
セル「くっ!」
マタドラ「くしざしになれ!」
ズズーーン
マタドラ「さすがに効いたろ。」
マタドーラの角が見事に突き刺さる
セル「この…」
ドカッ
キッドがセルの上半身にまたがる
セル「!?」
キッド「言ったろ。油断の隙さえ与えねぇ。」
空気砲をかまえる
キッド「ドカァァン!」
セル「ブベ!」
上半身を吹き飛ばされたセルが倒れる
キッド「逝ったか?」
ドラ「…。まだだ!」
ムク
起き上がるセル
ニョキ
セル「さすがに一度負けただけあって慎重だな。」
復活するセル
キッド「さすが一筋縄じゃいかないか。」
セル「貴様、何もしないが戦う気はあるのか?」
ドラ「あるさ。」
ひゅん
ドラえもんの頭上に上がる
セル「消えろ。」
気を放つ
ドラ「早い!通り抜けフープ!」
通り抜けフープを自分に貼り付けて攻撃を避ける
セル「やっかいな道具を。」
セル「邪魔だ!」
ブワッ!
気でドラえもん以外を吹き飛ばす
ひゅん
ドラえもんの目の前に立つ
セル「はぁ!」
ガガガガガガガガガ
乱打する
ドラ「ぐ!がは!」
ガン
蹴りで吹き飛ばしドラえもんの上空へ
ドラ「く!」
セル「雑魚め。」
ブオオオオ
気をためる
セル「粉々になれ!」
気を放つ
ドカァァン
セル「ぐはぁぁ!」
爆発したのはセルのほうだった
セル「なぜだ!」
ドラ「ふふ。」
セル「なにをしたー!」
気を放つ
ドカァァン
セル「ぐふ!」
しかしすべてセルに跳ね返ってくる
ドラ「背中を見てみな。」
セル「こ、これは?」
ドラ「ぼくの道具さ。その的に向かってすべてのものが飛んでいく。」
セル「貴様、いつの間に。」
ドラ「へへへ。」
セル「さっきの乱打の時か!!!」
ドラ「お荷物じゃないって証明しなきゃ。」
シールをはがす
セル「言わなければ私にダメージを与えられただろうに。」
気を溜める
ドラ「ダメージなら…」
グラ
セル「!?」
ドラ「もう十分きてるはずさ。」
セル「ふん。ハァァ!」
ダダダダダダ
気を乱射する
ドラ「スモールライト!!」
気功弾が小さくなる
セル「!?」
ドラ「このくらいの力なら十分この道具で対応できるさ!」
セル「ほう。道具とやらの使い方、貴様が一番長けているようだな。」
セル「ふふ。」
ドラ「自然と鍛えられるものさ。」
セル「おもしろいじゃないか。」
気を高めるセル
セル「ついてこいよ。」
ドラ「?」
セル「私のスピードに。」
シュッ
目にも止まらないスピードで動き出す
セル「はぁ!」
ガン
ドラ「うわっ!」
蹴られ吹き飛ぶ
セル「いくら道具を使おうとも完全体の私に効かなければ意味はないぞ。」
ドラ「使い方次第でお前なんかすぐに倒せるさ!」
セル「虚勢を。」
ガン
ドラ「くっ!」
吹き飛ばされるドラえもん
空高く飛び上がるセル
セル「もう飽きた。」
キッド「なに!?」
セル「私は宇宙空間でも生きていける。この星は十分楽しんだ。」
ブォォォォォ
今までで最大の気を溜める
セル「この星とともに塵として消えてくれ。」
マタドラ「でけぇ!」
セル「カメハメェー!」
リーニョ「あんなの受けきれない!」
セル「波ァァァァァ!!」
ニコフ「ガァー!」
火炎放射も効かない
マタドラ「ドラメット!いくぞ!」
マタドーラとドラメットが空中に上がる
メット「動きよ止まれ!」
マタドラ「”強力”ひらりマント!!!」
キッド「ダメだ!うんともすんとも言わねえ!!」
王「せっかくのび太殿に復活させてもらったのに…」
メット「無念…」
ドラ「諦めちゃダメだ!」
カメハメ波の前に立つ
セル「お前になにができる!!」
ドラ「お前を倒すことさ。」
何かを取り出す
ドラ「どこでもドア!」
カメハメ波がドアの中に吸い込まれる
ドラ「お前の技、利用させてもらう!!」
セルの真横にドアが現れる
セル「な!なんだ!?」
ドラ「いけぇぇぇ!」
ドアからさっき撃ったカメハメ波が出てくる
セル「な!なんだとぉぉ!ぐぁぁぁぁぁ!」
ドッカァァァァァン!
ドラ「だと思うけど。」
セル「ぐぐぐぐ。」
マタドラ「まだ生きてやがる!」
かなりボロボロになったセルの姿があった
セル「き、きさまらぁぁぁ!」
体を復活させる
王「でもかなりのダメージ残ってますよ!」
セル「終わらせる。」
変形を始めるセル
キッド「なにする気だ?」
風船のように膨らみながら地面につく
マタドラ「デブになったぞこいつ。」
セル「くくく。甘くみるなよ。今の私を!」
空気砲をかまえる
セル「おっと。言っておくが私は今爆弾と同じ機能をもっている。刺激を与えると爆発するぞ?」
キッド「なに!?」
セル「この地球などこっぱみじんさ。信じられないのなら攻撃してみろ。」
ドラ「まさか地球と一緒に死ぬ気か!」
セル「まさか。完全体の私はこれごときでは死なない。貴様等は死ぬだろうがな。」
セル「ふふふ!きかんぞ?」
キッド「あいつのエネルギーが高すぎる!」
王「今度こそ終わり…?」
ドラ「一つだけ考えがある。聞いてくれ。」
━━…
キッド「本気か!?」
ドラ「当たり前だよ。でも無理にとは言わない。」
マタドラ「他に方法は!?」
ドラ「今は・・・これしか方法は考えられない!これしかないんだ。」
ドラ「お前の動きが止まるのを待っていた!」
セルを囲むドラえもんズ
そしてそれぞれの四次元アイテムを取り出す
キッド「まさかこれを使うまで追い込まれるとはな。」
王「それだけこいつはやっかいな存在。やはり完全に消し去るべきなんです。」
マタドラ「未練は?」
メッド「少し・・」
リーニョ「ない!!」
ニコフ「ガウ!」
ドラミ「お兄ちゃん!!!まさか!」
ドラ「こうするしかないんだ!!」
ビリビリビリビリ
おそらくドラえもんズのエネルギー?がセルの上空に集まる
セル「何だ!??」
ドウン!!
そしてエネルギーは大きな穴へと変化した
セル「なんだ!?これは!!」
セル「なんだと!?そういうお前らもずいぶんと辛そうだな。」
キッド「んなこと・・ねえよ!!」
ドラ「そうさ・・・僕たちの代わりなんていくらでもいる。」
その覚悟をみてあせりだすセル
セル「クソ!!なぜ早く爆発しない!!!」
メッド「少しなら・・我輩にもお前の時間を止められると言った・・・・だろう!」
杖を構えるドラメッド
穴に引きずり込まれるセル
ドラ「ずいぶん時間がかかった・・・ホールよ!!飲み込め!!!!」
ギュオオオオオオ
セル「ぐあああ!!こんなやつらにこの私がアアアアAアアアア!!!」
穴が小さくなる
キッド「終わりだ・・・」
セル「クソぉォォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」
穴が完全に閉じた
静まり返る
ドラ「おわっ・・・た。」
ドラ「気がついた??のびたく・・・」
バン!!火花が体から飛び散る
ノビ「ドラえもん!!??」
ドラ「ごめん・・・あまり時間が無いみたいなんだ・・・・」
ノビ「どういうこと!!?」
ドラ「のびたくん・・・今から言うこと・・・よく聞いて??」
ノビ「・・・」
ドラ「いろんな世界に行ったときも・・・何もできないくせに持ち前の優しさ、正義感でどれだけ振り回されたか・・。」
ボンっ
ノビ「ドラえもん!!」
ドラ「う・・・!!でもねそんな優しい君だったからこそ僕はついていけた・・・ついていこうと決めた・・。そんな君だからこんなに味方がいるんだ・・・」
周りを見渡すのび太
しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫、そしてドラえもんズ
ドラ「この世に未練が無いなんて・・・全部が全部本当じゃない。もっと・・・君と一緒に居たかった!!!!!!」
ドラえもんに抱きつくのび太
ノビ「ッツ!!??」
ドラえもんの体内はショートし異常なまでに高温になっていた
ドラ「僕に近づいたらだめだ!!!今の僕はどうなるか分からない!!君を怪我させたくない・・・」
ドラ「いやだ!!離れない!!」
熱いのを我慢し抱きつく
ドラ「僕はもう・・・・ダメなんだ・・・僕の代わりは・・・いくらでもいる・・・・だから・・」
ノビ「何言ってるんだよ!!何が代わりは居るだ??君はロボットなんかじゃない!!僕のたった一人の大親友なんだ!!!!!!」
ドラ「君が居なくなるくらいなら・・・僕も一緒に逝かせてくれ!!!!」
ドラ「ふざけるな!!!!!!」
ノビ「!!」
ドラ「君は確かに最初はダメダメだった。弱虫意気地なし・・・だけど色々な困難を必死で乗り越えてきたじゃないか・・・」
ドラ「君は見違えるほどに成長した。ここに居る誰も君を意気地なしだなんて思わないよ。さっきも言ったけど周りを見てごらん??」
ノビ「・・・・」
ドラ「ゴホゴホ・・これからも仲間が危なくなったり・・道を間違えそうになったら・・全力で矯正をしてあげるんだ・・」
「そして良い道へ進もうとしたら全力で背中を押してあげる・・・それが君のこれからの役目だ・・・そうすればいつか君が困ったときに今みたいにみんなが全力で支えてくれる。。。」
ノビ「・・・・」
ドラ「のび太く・・・・ん・・今ま・・で・・本当に・・あり・・が・・」
ピーーーー
ノビ「ドラえもん!!??」
動かずさっきと正反対に冷たくなったドラえもん
ノビ「嘘でしょ!!?起きてよーーー!!!」
泣き喚くのび太
ノビ「いやだいやだいやだいやだー!!!」
ノビ「うわーーーん!!」
グイッ 誰かが肩を掴む
ジャイ「悲しいのは分かる・・・でも行くぞ・・・のび太。」
ノビ「ジャイアン・・。無理だよ・・ドラえもんはもう・・」
ジャイ「ふざけんな!!」
胸倉をつかむ
ジャイ「さっきのドラえもんの言葉が聞こえなかったのか!!??お前がいつまでもうじうじしててどうすんだ!!!」
ジャイ「お前はよく戦ってくれた!!俺たちだって助けてくれたんだ!!ドラえもんの言うとおりだれもお前を意気地なしなんておもってやしねえよ!!!」
「そりゃ、今はあいつが居なくなってつらいかもしれねえ・・だけどお前が立ち直れるまでずっと、お前を支え続けてやるからよお!!!!!おめえにはおれたちがついてんだ!!!!」
スネ夫「ま・・まあたすけてやるよ。」
ドラミ「私だって力を貸すわ。」
ノビ「みんな・・・」
ジャイ「帰ろう・・」
ノビ「ドラえもん・・・今までほんとうにありがとう・・僕、これからも負けない!!強くなる!!さようなら。」
光を失った親友テレカを拾い
光を失ったドラえもんズを背に
タイムマシンへと向かった
静まり返った部屋
ノビ「これからは一人でがんばらなきゃ・・・ドラえもんに笑われないように立派に・・・・ウゥ・。」
その後のび太は一晩中泣き続けた
帰ってこないドラえもんを想い泣きつづけた
そして泣きつかれていつのまにか眠りについていた
そして朝になった
ノビ「久しぶりにドラえもんの夢見ちゃったな。」
机においてある親友テレカを見る
ノビ「僕には大切な仲間がいる。命を懸けていける仲間が居るんだ。ドラえもん。僕はもう大丈夫だから。」
ノビ母「のびちゃん!ご飯よ~!」
ノビ「はーい!ママ~!!」
完
楽しませてもらったありがとう。
良い終わり方なのか悪い終わり方なのかわからんが、、良い話だった。